お姉ちゃんのつくるロイヤルミルクティーは美味しいも。
茶葉を煮だしてたっぷりの牛乳を注いでじっくり煮込んでつくるからね。
「ロイヤル」ってつくくらいだからイギリスが本場も?
それがそうでもないのよ。
まずはロイヤルミルクティーについて現在お伝えできることをご紹介したいと思います。
1.ロイヤルミルクティーについて
1-1.Royal Milk Tea(Milk Teaも)は和製英語
「ロイヤルミルクティー」が和製英語であるということを既にご存知の方は多いと思いますが「ミルクティー」も実は同じように海外では通用しないことはあまり知られていないかもしれません。
ストレート → Black Tea (Straightでは通じない可能性あり)
ミルク(レモン) → Tea with milk (lemon)
では、日本国内でのみ通用しているロイヤルミルクティーのはじまりはいつ頃なのか。
1-2.ロイヤルミルクティーのはじまり
「ロイヤルミルクティー」という名のメニュー自体のはじまりのお店は残念ながら私自身は知り得ません。ですが現在のところロイヤルミルクティーが広く知れ渡ったきっかけになったと思われるお店を二つご紹介します。
1960年代半ばの京都のお店L
「茶園から直接ティーポットへ」という言葉の生みの親であるL卿の名を冠する、1930年創業の京都三条にあるティーハウスさんがロイヤルシリーズというメニューの中にあった紅茶をロイヤルミルクティと名付け、現在まで受け継がれています。
1980年代の大阪のお店L
イギリスの家庭でいただいた日常のミルクティーに感銘を受けたオーナーが試行錯誤の末に完成させた「煮込み式」のミルクティー。煮だしても雑味が出にくく、かつ乳脂肪分の高い牛乳に負けないブレンド茶葉を開発し再現性の高いロイヤルミルクティーの作り方を世に広めたお店です。
ロイヤルミルクティーと聞いてまずはじめに思い浮かぶお店。初めて本格的なアイスロイヤルミルクティーをいただいた時の衝撃と感動は今でも忘れられないわね。
そのほかにも当時からシナモンなどのスパイスを使ったミルクティーやチャイを提供するお店などもあったようです。
1960年以前にロイヤルミルクティーという名前のメニューがあったお店についての情報など知っている方は後学のために教えていただけるとさいわいです。
1-3.ロイヤルミルクティーの現状
今や数多くのカフェや専門店でメニューに存在するロイヤルミルクティー。
「ロイヤルミルクティー」と言っても、レシピはお店によって様々です。
少量のお湯で抽出した後に牛乳を加えて煮込む、または温めた牛乳を加えて蒸らす。
水と牛乳を混ぜて温めた中に茶葉を加えて煮出す。
お湯は使わず温めた牛乳に茶葉を加えて蒸らす、または煮込む。
ご紹介に挙げた他にもティーパックを使ってつくるレシピや市販の紅茶飲料もあり非常に多種にわたります。
何をもってロイヤルミルクティーとするかは、お店さん、メーカーさん、そして飲む人それぞれの思いであったり考えがあり尊重したいと思っています。次の節では研究員がつくるロイヤルミルクティーについて紹介いたします。
あなたが美味しいと思うロイヤルミルクティーのお店をご紹介ください!
1-4.研究員のつくるロイヤルミルクティー
ラボで提供しているロイヤルミルクティーは
①水を沸騰させて茶葉を煮出す
②煮出した紅茶液に牛乳を加えて煮込む
③茶葉を濾し粗熱をとって冷却、冷蔵保存してしばらく寝かせる
大きく分けて3つの工程でつくられています。
気になる後味は極力抑えつつ、ある程度紅茶を感じられて牛乳とも馴染んだミルクティーをつくることを心がけています。
使用茶葉は国内で入手できるものでその時々に気に入ったものを購入し試しています。
1種類でつくる時もあれば、2〜3つをミックスしてつくる場合もあります。
所有している茶葉で指定があれば承っています。ご持参の茶葉でもつくります。
つくる際に砂糖、甘味料は不使用ですが、お客様のお好みでご使用いただいております。
1-5.まとめ
今回はロイヤルミルクティーについてのあれこれと、最後にラボについての簡単なご紹介をさせていただき終わりといたします。
二つの「ロイヤル」
ロイヤルミルクティーの「ロイヤル」は英語の「Royal」です。紅茶という飲み物を自国の文化に取り入れ世界に広めた「英国へのリスペクト」が込められているように感じます。
そして「イギリスの紅茶」に魅了された多くの人の思いがつくってきた日本生まれの「Royal Milk Tea」に対するリスペクトの念と「Loyal(誠実に)」向き合いたいという想いから店名を「ロイヤルミルクティーラボ」と名付けました。
ロイヤルミルクティーラボは、英国風のミルクティーへの憧れと敬意から生まれ発展を遂げた日本独自のロイヤルミルクティーついて研究員が日々試行錯誤を重ね、いつの日か「衝撃と感動を覚える」ロイヤルミルクティーを再現するための場所として開かれました。
研究テーマは未だに完成に至らず、まるで終わりなき旅のようですがもしご興味がありましたらお付き合いください。
他のことについては全くダメダメですけどねぇ。
ダメダメも。
・・・
ありがとうございます。
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