紅茶は何からできている?

チャノキ
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研究員(ダックス)
研究員(ダックス)

暇ね。

いも(トイプー)
いも(トイプー)

暇も。

うさぎ(助手)
うさぎ(助手)

ラボもトリミングサロンも暇ですねぇ。※

※トリミングサロンはフィクションです。今のところは。

いも(トイプー)
いも(トイプー)

ところで、紅茶って何でできてるも?

うさぎ(助手)
うさぎ(助手)

ということで、今回は「紅茶」そのものについてのお話です。

1.紅茶はチャノキを加工してできたもの

紅茶はチャノキというツバキ科ツバキ属の常緑樹の葉や茎を加工製造してできたものです。

実は緑茶、烏龍茶、紅茶全ての原料でもあります。

チャノキ(和名)は大きく次の二つの変種が存在します。

チャノキ(学名 Camellia sinensis)の変種

基準変種 Camellia sinensis var. sinensis 中国種 中国南西部の雲南省とその周辺にまたがる地域で自生。中国から日本や台湾に持ち込まれ各地で栽培されるように。多くは緑茶や烏龍茶に加工される。紅茶も。

アッサムチャ Camellia sinensis var.assamica アッサム種 19世紀前半、インドのアッサム地方で調査に当たっていたイギリスのブルース兄弟によってもたらされたアッサム種は植民地時代のインド、スリランカで栽培され紅茶が世界に広まるきっかけとなる。

2.紅茶ができるまで

2-1.摘採(てきさい)茶葉を摘み採る

茶畑から茶葉を摘む。茶摘みさんの手摘みだったり、または専用の機械で摘みます。

チャノキ 岡山県高梁市の茶畑で撮影。

チャノキの花と実 同上。

2-2.萎凋(いちょう)茶葉から水分を取り除く

摘んだ茶葉を萎凋棚に並べて自然乾燥させたり萎凋槽と送風機を使って乾燥させます。

萎凋槽 岡山県高梁市の製茶工場にて撮影。

2-3.揉捻(じゅうねん)茶葉を揉みこむ

茶葉は摘採した瞬間からゆっくりと酸化がはじまりますが、手揉みまたは揉捻機を使って茶葉を揉みこむと細胞組織が破壊され酵素がより顕著に働き出します。そして酸化発酵で茶葉が変色していき香りを纏っていきます。

揉捻機 同上。

使用機械による製造法の違い

ローリングマシンのみ オーソドックス製法 茶葉の形状が十分に残る

ローターバンを使用 ローターバン製法 茶葉を機械で圧搾して揉捻。細かくちぎれた茶葉になる。事前の揉捻の有無でセミ・オーソドックスかアン・オーソドックスに分かれる

CTCマシンを使用 CTC製法※ 特殊なローラーで茶葉を揉捻しながら圧搾・切断・粒状に丸める。アン・オーソドックス製法(インド、ケニア、スリランカの茶葉に多い)

※Crash Tear Curl 潰す、引き裂く、丸めるの略

2-4.玉解き

揉捻工程で塊になった茶葉を機械で解きほぐして均一にしていく作業です。

2-5.酸化発酵

酸化発酵を進めていく中での温度や湿度管理によって味や香りに違いが出る。

各茶園さんの個性や特徴がある。

発酵機 同上。

2-6.乾燥

機械で茶葉を加熱乾燥させ酸化発酵を止める。

乾燥機 同上。

2-7.仕上げ(篩い分け、不要物異物などの除去)

出来上がった荒茶を仕上げて紅茶の出来上がり。

まとめ

今回はチャノキと紅茶ができるまでの工程についてご紹介しました。写真は岡山県高梁市の茶畑と製茶工場を見学させていただいた時のものを使用しております。また製造法や工程については主に以下のサイトの記事などを参考にさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。

「伊藤園 お茶百科 お茶ができるまで 紅茶の製造工程 荒茶工程」

紅茶の製造工程 荒茶工程|お茶ができるまで|お茶百科
お茶百科-お茶と歩む文化、お茶と暮らす場所、お茶を楽しむ人のために。お茶に関する情報を提供。
うさぎ(助手)
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研究員自身、チャノキや紅茶についての知識は基本独学の範囲であり、また製造工程も実際に見学した経験がないため細部について間違っていることもあります。予めご容赦ください。

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