暇ね。
暇も。
ラボもトリミングサロンも暇ですねぇ。※
※トリミングサロンはフィクションです。今のところは。
ところで、紅茶って何でできてるも?
ということで、今回は「紅茶」そのものについてのお話です。
1.紅茶はチャノキを加工してできたもの
紅茶はチャノキというツバキ科ツバキ属の常緑樹の葉や茎を加工製造してできたものです。
実は緑茶、烏龍茶、紅茶全ての原料でもあります。
チャノキ(和名)は大きく次の二つの変種が存在します。
2.紅茶ができるまで
2-1.摘採(てきさい)茶葉を摘み採る
茶畑から茶葉を摘む。茶摘みさんの手摘みだったり、または専用の機械で摘みます。
チャノキ 岡山県高梁市の茶畑で撮影。
チャノキの花と実 同上。
2-2.萎凋(いちょう)茶葉から水分を取り除く
摘んだ茶葉を萎凋棚に並べて自然乾燥させたり萎凋槽と送風機を使って乾燥させます。
萎凋槽 岡山県高梁市の製茶工場にて撮影。
2-3.揉捻(じゅうねん)茶葉を揉みこむ
茶葉は摘採した瞬間からゆっくりと酸化がはじまりますが、手揉みまたは揉捻機を使って茶葉を揉みこむと細胞組織が破壊され酵素がより顕著に働き出します。そして酸化発酵で茶葉が変色していき香りを纏っていきます。
揉捻機 同上。
2-4.玉解き
揉捻工程で塊になった茶葉を機械で解きほぐして均一にしていく作業です。
2-5.酸化発酵
酸化発酵を進めていく中での温度や湿度管理によって味や香りに違いが出る。
各茶園さんの個性や特徴がある。
発酵機 同上。
2-6.乾燥
機械で茶葉を加熱乾燥させ酸化発酵を止める。
乾燥機 同上。
2-7.仕上げ(篩い分け、不要物異物などの除去)
出来上がった荒茶を仕上げて紅茶の出来上がり。
まとめ
今回はチャノキと紅茶ができるまでの工程についてご紹介しました。写真は岡山県高梁市の茶畑と製茶工場を見学させていただいた時のものを使用しております。また製造法や工程については主に以下のサイトの記事などを参考にさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。
「伊藤園 お茶百科 お茶ができるまで 紅茶の製造工程 荒茶工程」
研究員自身、チャノキや紅茶についての知識は基本独学の範囲であり、また製造工程も実際に見学した経験がないため細部について間違っていることもあります。予めご容赦ください。
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